禁煙の勧め

お店の横のタバコの自動販売機がついになくなるようだ

うちのお店(ペットホテル&トリミング&しつけトレーニングのドッグケアサービス店)の並びにあるタバコの自動販売機が今月を持ってなくなるとの張り紙が張られていた。

このお店を始めた10年前には、うちのお店の横にもタバコの販売気が2台あった。最初に書いた並びのところには2台あった。すべてお店のオーナーのものであり、うちは全く関係ないが、10年前はこのオーナーのタバコの自動販売機が4台あったのである。一時はけっこうそれで儲かっていたという話も聞いたことがあるが、徐々に売り上げも落ちてきたのだろう。

数年前にうちのお店の横に合った2台のうち1台がなくなり、その後、残った1台もタバコからジュースの自動販売機に置き換えられ、うちのお店の横のタバコの自動販売機はなくなった。

その後、並びのところのタバコの自動販売機の1台もジュースの自動販売機に置き換えられ、タバコの自動販売機は今残っている1台になった。そこのジュースの自動販売機はいつの間にかなくなり、今は煙草の自動販売機1台だけが置いてある。

そして今月でその残っている1台のタバコの自動販売機もなくなるということのようである。

僕は今タバコは吸っていないので、なくなっても全く問題ない、というよりどちらかというと歓迎なのが、今その自動販売機で勝っている人は不便になる人もいるんだろうな。

ここ数年で煙草をする人の環境は急速に悪化している。世の中の流れは、確実に禁煙社会へと向かっている。そして、タバコを吸う人も毎年減っているようだ。

実はかなり前から喫煙者は右肩下がりだった

では実際喫煙者はどのくらい減っているのか、調べてみるとデータがあった。

上のグラフは厚生労働省の最新たばこ事情というサイトに掲載されている喫煙率の推移のグラフをコピーさせてもらったものである。このサイトは煙草に関してのいろいろな情報が出ているので、今タバコを吸っている人にはぜひ一度見てほしい。

▼厚生労働省の最新たばこ事情のサイトへ

厚生労働省の主張が何でも正しいとは思わないが、煙草に関しては、あまり異論はない。

上のグラフを見ればわかるように弾性に関して言えば、すでに昭和40年ごろ西暦で言えば1965年頃から喫煙率は毎年のように下がっているんだ、ということを改めて知った。少し意外な感じもする。

僕も以前はタバコを吸っていた。吸っている頃は1日2箱のペースでほぼ毎日吸っていた。タバコを止めたのは2002年の8月である。それ以降タバコは吸ってないので、禁煙歴はもう16年になる。僕が吸い始めたころ1980年代はまだタバコ全盛だった印象があり、喫煙率が大きく減ってきたのは、ここ10年ぐらいかと思っていた。

男性の昭和40年頃の喫煙率は80%強、昨年の喫煙率が30%弱だから、50ポイント以上と、大きく減少している。それに対して、女性の喫煙率は絶対数としては低いものの、平成になってからは若い世代で上昇傾向、ピークからは下がっているが、今もほぼ横ばいに近い。

男性の喫煙率とは全く違う推移をしているのが興味深いところである。だからどうということはないのだが。

禁煙はした方がいいだろう

今タバコを吸っている人には、おそらく2つのグループに分けられると思う。

ひとつは、これだけ禁煙が叫ばれ、タバコの価格も上がり、レストランでも吸えないところが増えてきている中でもたばこを吸っているということは、これからも全くタバコを止める気がないグループである。

まあ、吸いたい人は吸ってもいいと思う。ただ、タバコをやめて初めて分かったが、タバコの煙はかなり迷惑である。自分が吸っている頃は、まだ禁煙区域も少なかったこともあり、どこでも気にせず、歩きたばこもよくしていた。でも、吸わないようになると、歩きたばこがすごく迷惑に感じるようになった。自分も以前はそうだったのに、勝手なものかもしれない。でも、吸っていた自分がそう感じるということは、全く知っていない人はもっと強くそう思っているだろう。

現在の禁煙、分煙の流れは、間違っていないと思う。タバコを吸っている人に止めろと言う気は全くないが、今の立場で言えば、やはり吸わない人には迷惑のないように吸ってほしいと思う。

そして早くこのグループの人がいなくなることを願うのである。

もうひとつは、本当はタバコを止めたいけどなかなかやめられない人のグループである。これだけ喫煙環境が悪化した状態で止められないのは、かなりのタバコ中毒になっている人たちだろう。

確かにタバコをやめるのは簡単ではない。僕も実は最後の10年ぐらいは何度も禁煙にトライしては失敗の繰り返しだった。

でも、今は禁煙外来というのもあるようなので、自分一人での禁煙ができないようであれば、そういったところを利用するのも一つの方法だろう。どんなことをするのかわからないが・・・。

参考までに僕の禁煙までの道のりを紹介しよう。

計画的な禁煙計画はすべて失敗、何気なく吸わなくしてみたら見事に成功

僕が禁煙しようと思い始めたのは30歳ぐらいの時からである。

理由は、お金が無駄だと思い始めたからである。健康のために止めようと思ったことは一度もない。単にお金の無駄だと思ったからだけだ。

タバコを吸っている当時、特に最後の方はタバコがおいしいから吸うのではなく、のどが痛い、まずいと感じても、習慣的に吸わずにはいられない、という感じだった。なんでおいしいと感じられないのに、毎日2箱も吸っているのか?全くお金の無駄じゃないのか、と思い始めたのであった。

そのころから禁煙にトライし始め、トライした数は数えられないくらいたくさんある。だいたい止めようというときは、「よし、来週の日曜日から止めよう」なんていう感じであらかじめ止める日を決めて、それまでは吸えるだけ吸っておこう、というような感じで禁煙にトライしていたのである。が、ほとんどの場合、3日ぐらいで断念、持って1週間ぐあいであった。

当時、禁煙すると必ず夢でタバコを吸ってしまう夢を見ていた。それほどタバコに執着していたのである。でも、一度だけ1年止められたことがあった。ルクセンブルグへ出張に行った帰りに飛行機で12時間以上吸えなかったので、この際止めようと思い止めた時である。その時は計画的ではなかったが、その後1年禁煙できたのである。

しかし、その後ルクセンブルグへ赴任となり、ちょうど1年後にもう大丈夫だろうと思って1本吸ったところ、もう1本いいか、が続き、結局元のヘビースモーカーに戻ってしまった。

その後、日本に帰国して、日本の喫煙環境も(喫煙者にとっては)次第に悪くなっていった。例えば駅のホームでタバコが吸えなくなるなど。それでもその時期はあまり禁煙しようという努力はしていなかった。

2002年の8月の終わりごろだった。仕事の出張の途中で立ち寄ったファミレスでいつものようにタバコを吸おうとしたら、タバコの箱は空だった。なんでないんだ、と思いながらも、いっそのことここでタバコをやめてしまおうか、衝動的に思いつき、見事禁煙に成功したのである。

努力しても努力しても、やめられなかったタバコが、たまたまタバコがなかったことから衝動的に止めただけで、完全に止めることが出来たという皮肉な話である。

でも、そんなものなのかもしれない。

今、タバコをやめたいと思って頑張っている人も、一度頑張るのをやめてみるといいかもしれない。そうするとどこかでやめられる瞬間が来ると思う。その時に衝動的に止めてみるのである。意外に止められるかもしれない、と思う。

今は止められたことがとてもよかったと思っている。タバコを吸っている頃はいつもノドがいがらっぽかったが、止めてからはそんなこともなくなった。その後タバコの価格も倍以上になり、経済的にも大きなメリットがある。そして、食べるものがおいしくなった。同じものでも、タバコをやめてからはよりおいしく感じるようになったのである。

が、そのせいもあるのか、体重は太りやすくなったかもしれない。もしかしたら、メタボが気になり始めたのはタバコをやめてからかもしれない。

それはそれで別の問題だ。そしてそれも今は解消してきている。それについては「週休3日ダイエット」というサイトで紹介しているので、メタボ脱却にトライしている人にはぜひご覧いただきたい。

それはともかく、やはりタバコはやめた方がいい。

健康に悪いからやめたわけではないが、今考えれば、自分はどうでもいいけど、家族の健康に影響する可能性は多分にある。

また、今は吸いたいときに吸える環境もなくなってきた。

吸いたくても吸えないのは、精神的によくないだろう。

今タバコを吸っている人には、ぜひやめることを勧めたい。

おそらく、新しい世界が見えてくると思う。いい意味で。



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